離してなんかやるかよ。

♡恋色に染まる文化祭


【柚來side】


「いよいよ文化祭だねっ!」


「ねっ!楽しみだねっ!」



本日は文化祭です。



颯のバイト先のカフェに行った日から2週間経ちました。



颯のバイト先のカフェに行った日、直谷くんになでられて直谷くんの照れる顔みて戸惑った。



戸惑ったけどあたしはあんまり気にしないことにして帰宅した。





帰宅して数分後、颯がバイト先から帰ってきた。





颯に嫌われてるかもしれないって思ったけど




あたしは嫌われててもあたしは好きだから



好きで居続けるからって決めたから



案の定颯に嫌われた―…



無視された―…


嫌われてる


捨てられた



そう解ってたけど無視されると


やっぱり傷つくっていうか



辛い―…




心底嫌われるって理解してた。



颯はあたしを追いかけなくて



あたしは捨てられたって思った。



だけど現実で本当にシカトされると


心底嫌われるって思って胸の奥が痛むんだ―…




文化祭までの2週間。



あたしは颯と話したくて仕方なかった。



だけど颯はあたしが嫌いであたしが話しかけても避ける。




それで会話はこの2週間1度もすることなかった―…




ましてやあたしは文化祭の実行委員で忙しくて学校にいる時は文化祭の準備で本当に暇がなかった。




だから颯と話せたとしても



家でしか話せなくて。



だけど颯はあたしを避ける―…


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