離してなんかやるかよ。
「柚來。これからも頑張るんだぞ」
お父さん。
わかってるよ。
お父さんも頑張ってね。
「柚來。体には気をつけるのよ」
うん。
お母さんもね。
「あと男にも気をつけるのよ」
大丈夫だよ。
「男には仮面をかぶった狼がいるんだからね。気をつけるのよ!」
お母さん。
狼って仮面かぶるの?
それに男子の中には狼いるんだ。
男子って人間じゃなかったっけ?
あれ?動物なの?
とあたしがお母さんに言うと
「とりあえず付き合うならお父さんみたいな男と付き合うんだぞ!」
何故かお父さんがそう言った。
それに対しお母さんは「ふふふ」と笑ってそうね!と言っている。
お父さんみたいな男の人?
おじさん?
そっか。
そうなるとだいぶ年齢差があるな~。
まあ恋愛はあたしにとって無縁だし大丈夫よ!