離してなんかやるかよ。

だから俺は

「直谷俺もついていく」


そう言った。



「いやダメだよ!神崎くんは体育館に行ってやらないと…!」


「体育館…?体育館で何があるの?」



直谷は松本が胡桃に改めて告白することを知ってんのかな?


だから体育館に行けって言ってんのかな…。



告白大会の事を知らない先輩は茫然。



「あー告白大会って言うイベントがあるんですよ。そこで宇佐…うさぎのコスプレした人が告白するんですよ!」


「へーうさぎのコスプレした人が出るんだ!ラビットもキュートよね。わたしその告白大会見てみたいな!神崎くんじゃあわたしも着いていく!」



「…あぁ、はい」


ってかうさぎのコスプレって同じクラスの女子で確かいたよな?



そいつ告白するんだ?


なんで直谷知ってるんだろう…。




そんな事を思っていたら午後になり告白大会になった。



直谷は先に体育館に行き俺は先輩を連れて告白大会の会場体育館に来た。



体育館に着くと…



直谷と胡桃がいてそして何故か昨日、俺と一緒にいた女が胡桃と一緒にいた。



それで俺は胡桃達の近くに行く。



すると俺と昨日一緒にいた女が、


「胡桃ちゃんとは去年同じクラスだったから仲いいんだよ〜!と言うか颯は白雪姫の子に告白しないの?」




そう言った。


告白…。



したいけれど自信がない。



恋愛として好かれてないってわかりきってるのに告白ってフラれに自ら行くってことだよ。



そんな自分を傷つけに行くだけ。



俺にはできねぇよ。

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