離してなんかやるかよ。


まさかの神崎家の人間じゃない宇佐美柚來が神崎家にお一人!?


これは自分の荷物持って逃げれるチャンス!とバカな事は思わずあたしは神崎家で大人しく留守番しようか。


仕方ない!


そしてあたしは玄関から2番目の部屋に入る。




あ、あたしの荷物がある!


スピーカーもある!


部屋の荷物は整理整頓されてて完全に生活感が出てた。


スピーカーとご対面したあたしはスマホをスピーカーと繋げ人の家なのもお構いなしに大音量で派手な音楽を流す。

そしてお菓子を食べながらベッドの上でゴロゴロした。

眠くなってきたのやら音楽を止めベッドで一眠りしようとしたとき!

ベッドに置いてあったキャンディが転がって扉が開いてたのやらそこからキャンディは出てここから斜め前の部屋まで入っていった。


わ~!


待って!

キャンディちゃん!





あたしは人の部屋だということを忘れて勝手に部屋へ突入。


「キャンディどこ!?」



あの飴は期間限定の味で学校の近くのコンビニだけに売ってる飴なんです。




落としたけど未開封だから見つかったら食べれる!


3秒ルールだよ!大丈夫だよ!とか言って食べなくても済むんだけど。



キャンディどこ!?


キャンディを探すのに夢中になってたのやらあたしは気づいてなかった。



ガチャ…


扉の音に。

そして


「誰かいんの?」


っていう声に。





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