離してなんかやるかよ。

【柚來side】




「翼おはよ〜!」




学校についたあたしは同じクラスの翼のところにすぐ行き翼に話しかける。




「ん?柚來なんかチョコレートの香りする!」



「え〜」


嘘!?


チョコレートの香りって神崎のやつじゃん!


今日話してたから


また匂いついちゃったのかな!?


「チョコレートの香りって言えば神崎のだよね」


お〜まいがっ!

神崎のってバレたかもしれない。







「あ、そうなんだ。つけてる香水同じなのかな?」


だけどあたしは誤魔化す。

いやあたし香水つけてないけどね。


翼ごめん!


一緒に住んでるのが神崎で香水ついたとは流石に言えないよ〜!



「え。前もこの甘い香り神崎のって言ったじゃん!それよりお父さんの知り合いの家ってどんな感じ?住みやすい!?」



「えっ!?なんで!?」


この香りが神崎のとは確かにこの前も聞いたけど


なんでもうお父さん知り合いの家にあたしが住んでること知ってるの?
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