永遠に・・・
「あの娘でしょ?ほら、美少女の転校生!!!!」
「ホントだ!!」
「すっごい美人!!!」
「彼氏いるんかな?」
「バカか!いるに決まってんじゃん。」
この学校に転校してきて2週間がたった。
毎日毎日・・・
私の変な噂で学校全体が騒いでいる。
そんな噂をされている私、佐藤華。
この学校の高校2年生。
「佐藤さん!!!」
誰かが私の名を呼んだ。
「何?」
ぶっきらぼうに答える私。
確か同じクラスの仲村さんだ。
「あ、あのさ、あたし達佐藤さんのファンクラブ作ったんだ。良かったら・・」
「そーいうの迷惑。ウザい。」
私は仲村さんの言葉を書き消すように冷たく言い放った。
仲村さんの後ろには何人かの女がいる。