ファーストラブ
はじまり
初恋は実らないなんて誰が言っただろう、その答えは誰にもわからない、しかし運命というものは突然やってるくる、そして運命は二人を引き寄せる

「坂上さん、ちょっといいかな?」
オーナーが俺の名前を呼びながらやって来た、俺は、地元のコンビニでフリーターをしてる、坂上雄大、ごくごく普通の24才男性だ

「はい、あっ、速水さんお疲れさまです」
因みに彼はオーナーの速水さんだ


「お疲れさま、坂上さん、今日から同じシフトに入る、伊藤さんだから、いろいろ教えて、あげてね」
オーナーの横には眼鏡をかけてちょっと地味な感じの女性がいた

「あっ、はい、わかりました。どうもはじめまして、坂上です」
俺は、その女性に軽く頭を下げながらそう言った


「あっ、はい、よろしくお願いします、伊藤栞です」
その女性も多少は緊張してる感じではあったが挨拶を返してくれた

「ちっ、女性かよ、苦手なタイプだな」
俺は、心でそう感じた


「うわっ、無愛想だし、ちょっと気むずかしそうだな」
栞も心でそう感じていた。しかしこれが二人にとっての運命なんて誰も知らなかった。そう本人たちもだ
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