ゴミの妖精と捨て猫のしもべちゃん ※観覧注意
当てもなくとぼとぼ歩いていると
大きな大きなゴミ捨て場を見つけたよ。
学校のグラウンドくらいあるよ。
ゴミ捨て場のゴミを見て
自分もこのゴミと一緒なんだなって思ったよ。
気持ちが夕日と一緒に沈んだよ。
でも、夕日に照らされるゴミは
キラキラと輝いていたよ。
夜に咲く星のように
夕日の光が反射して
きれいだったよ。
そしたら急にゴミが
愛おしく思えてきたよ。
ゴミ捨て場は
捨てられたゴミ達が寄り添い合って
なぐさめあう場所なんだって気づいたよ。
捨てられた私も
仲間に入れてほしいと思ったよ。