ゴミの妖精と捨て猫のしもべちゃん ※観覧注意
新しいお父さんに
「私はゴミの妖精だよ」
パタパタ羽をゆらして
そう自己紹介したよ。
そしたら
「それは知らなかった。初めまして。かわいい妖精さん」
そう言って握手をしてくれたよ。
新しいお母さんに、
ゴミの妖精はね、きれいなものが好きじゃないの。
汚いところのほうが落ち着くの。
そう話したよ。
そしたら
「あらそうなの? 私たちの家はとても古いから、妖精さんにピッタリかもしれないわね」
そう話したよ。