ゴミの妖精と捨て猫のしもべちゃん ※観覧注意
声のするほうに、しもべちゃんがいたよ。
雨で汚れがおちて、少し白くなっていたよ。
とてもやつれて、プルプルふるえているよ。
目もうつろだよ。
全然うごかないよ。
私は嫌な気持ちになったよ。
すごく嫌な気持ちになったよ。
見てられなくなったよ。
新しいお母さんに
「やっぱりしもべちゃん、いらない」
そう言ったよ。
お母さんは
「どうして? かわいそうじゃない」
そう答えたよ。