ゴミの妖精と捨て猫のしもべちゃん ※観覧注意
お父さんもお母さんもすぐ横にいたよ。
お母さんは夢の中の私みたいに
しもべちゃんをひざの上に乗っけて
なでているよ。
「よくがんばったね。えらかったね」
そう言って何度も何度も頭をなでていたよ。
私がしもべちゃんにさわると
もう冷たくなって動かなくなっていたよ。
お父さんは悔しそうにしながら
ポタポタと涙を流しているよ。
おかしいね、しもべちゃん。
私たち、今まであんなに仲良かったのに。
私、ひどいこと言ったね。
しもべちゃんのこと、いらないだなんて。
ごめんね。