流れ星

【今日は天気がいいので流れ星を目にする人が多いと見られます】
天気予報のアナウンサーがいった。
「流れ星～？　別にどうでもいいし！！」
「実～咲ちゃん達きてるわよ～！」
「は～い！！！」
『おはよ～』
「咲！夏華おはよう！」
「実リボンねじれてるし～♪」
「マジ???」
私は急いでリボンを付け直した。
「だっせ～♪」
「今日は入学式なんだからアピっちゃおうよ♪」
「だよね～♪　高校生になったんだからイケメンGETしなきゃねﾝ！」
『ファイトーーー!!!!!』
私高野実は中学生からの友達､野田咲と工藤夏華と3人で一緒に登校することにした。

「え～この度はご入学おめでとうございます・・・」
校長先生のありきたりな言葉が続く。
「ねぇあの1番前の人かっこよくない？」
「本当だ~夏華見る目ある～♪」
「まあね～♪」
「あっ！！こっち向いたよ！」
その男は私達に向かってウィンクをした。
「キャーかっこいい♪」

長い入学式も終わりクラス発表の紙が張り出された。
「うわ！みんなバラバラじゃん！！！！！」
「うわ～最悪↓↓」
「じゃああとでねえ～」
私達はそれぞれのクラスに向かった。
ドアを開けてため息をついた。
「誰も知り合いいないじゃん･･･」
私はそっとつぶやいた。
ガラガラ―
え・・・・？　あれってさっきの・・・
「ねぇあの人超かっこよくなあい?」
みんながひそひそ話してる中その男がこっちに向かって歩いてくる。
まさか・・・ね?
「おう！同じクラスなんだ～よろしくな！」
みんながいっきに私のほうを向いた。
「え？　あっ・・・よろしく・・・。」
「俺上原雄次！　気軽に雄次って呼んで！」
以外と軽い男だと知って私はショックを受けた。
「そっちは？」
「え・・・高野実・・・ﾃﾞｽ。」
「んじゃあよろしくな！実！！！」
雄次はニカッた笑って私の後ろの席に座った。