狼少女
第二章
バス
入学式、桜満開になった道を駆ける 。
麻里とはバス停で待ち合わせしている
憧れだったかわいいブレザーの制服
可愛いっ!!
似合うかどうかは別として 笑
「 麻里 〜 おはよう !! 」
バス停で麻里の後ろ姿を見つけ飛びつく
「 わっ、びっくりさせないでよ !! 」
驚く麻里にデコピンされた私 。
ちょっと痛かった 、
「 同じクラスかな ?? 」
そればかりが不安で毎日、違うクラスだったら
どうしようかと悩んでいた
「 どうだろう、でも離れても美優なら
やっていけるよ 」
私の不安をいち早く感じ取ってフォローしてくれる
ほんと大好き
「 離れても会いに行くっ 」
それから思ったより混んでいたバスに乗り
学校へ向かった 。