狼少女
合格 。
桜が咲きぽかぽかと暖かな日。
「「あった 〜 !!!」」
親友の上田麻里、通称麻里。
身長も成績も笑いのツボも同じ。
ノリが合うほんとに大好きな友達。
「ほんと嬉しいんだけどっ」
涙目で麻里が抱き付いてくる。
「高校からもよろしくね」
私が照れながらゆうと麻里は
あたりまえって微笑んでくれた。
しばらくして麻里は彼氏に電話すると言い
その場を離れた。
私は少し離れたベンチに腰を下ろし
麻里を待つことにした。
ぽかぽかして気持ちいい 〜
温かい気温のせいか、
合格した嬉しさのせいか、
気を抜いた瞬間私は夢の中に飛び立った。