アイドルなんて、なりたくない<font color=
…その頃の洸太と言えば

「レイナちゃぁん」

頭からマークが飛んでるようだ。

顔に締まりはまったくない。

「おい、洸太」

クラスメイトが話し掛けても

「えへへ…」

別の世界に行っているようで、聞こえてない。

不幸な事に教師がやってきても、この調子だったので、

「こらぁ!松島!」

散々、怒鳴られても変わらず、保健室に連れて行かれた。

保健室にて正気に戻ったのは、放課後だった。
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