アイドルなんて、なりたくない<font color=
幼い頃から、何かある度に張り合っていた。
だいたいが引き分けになるわけだが。
いつも口の応酬をやっているのだが、不思議な事に二人一緒だ。
二人とも、かなりの美少女で町の外から来たというタチの悪いのに声かけられる事も多い。
だが、二人は武道に通じていたし、町の人間が親衛隊をしているので、相手はヒドい有様になっていた。
喧嘩ばかりしているが、互いの存在を認めている親友である。
「でもさぁ、この間、静様と紫様が鉢合わせしたのをみちまったんだよ」
直紀が面白そうに言う。
「え?マジ?」
それに博文が食い付く。
「ショッピングモールでな。目が合った瞬間に目から稲妻がバチバチッて感じ」
直紀はさらに面白そうに
「笑顔で話していたけど、すげー敵意だったぜ」
そこでハハハと笑うが、すぐに
「誰かしら?私の尊敬する二人のお祖母ちゃんを愚弄する愚か者は」
優衣の明らかに怒りに満ちている声に
【ピキーン!】
石のように固まってしまう。
直紀は、変な汗が全身から吹き出ていた。
ゆらぁーり、と優衣が直紀に歩み寄ろうとするが
【ブルルッ!ブルルッ!】
だいたいが引き分けになるわけだが。
いつも口の応酬をやっているのだが、不思議な事に二人一緒だ。
二人とも、かなりの美少女で町の外から来たというタチの悪いのに声かけられる事も多い。
だが、二人は武道に通じていたし、町の人間が親衛隊をしているので、相手はヒドい有様になっていた。
喧嘩ばかりしているが、互いの存在を認めている親友である。
「でもさぁ、この間、静様と紫様が鉢合わせしたのをみちまったんだよ」
直紀が面白そうに言う。
「え?マジ?」
それに博文が食い付く。
「ショッピングモールでな。目が合った瞬間に目から稲妻がバチバチッて感じ」
直紀はさらに面白そうに
「笑顔で話していたけど、すげー敵意だったぜ」
そこでハハハと笑うが、すぐに
「誰かしら?私の尊敬する二人のお祖母ちゃんを愚弄する愚か者は」
優衣の明らかに怒りに満ちている声に
【ピキーン!】
石のように固まってしまう。
直紀は、変な汗が全身から吹き出ていた。
ゆらぁーり、と優衣が直紀に歩み寄ろうとするが
【ブルルッ!ブルルッ!】