アイドルなんて、なりたくない<font color=
「赤ちゃんのモデルにどう?」

芸能プロダクションを経営している妹・麻美から話が来た。

その時、女の子の赤ちゃんモデルを探していたらしい。

絵里子ば喜んで、優衣をモデルとして売り出した。

優衣の愛らしい姿に魅了された会社から、次々にオファーが来た。

しかし、二歳の時に優衣は、すべての仕事を嫌がった。

そこで、奇跡的に瓜二つの怜を代わりにした。

怜には性に合っていたのか、次々に仕事をこなして行った。

怜も男の子と女の子の感覚が分からなかった為に女の子の服を着ていた。

それからも、絵里子達は怜を女の子のモデルとして売り出した。

そして《秋山レイナ》として売り出そうとしていた矢先…

麻衣の喘息が発症したのだった。

絵里子も母親とプロデューサーの両立を努力したが、それは無理だった。

結果、麻衣を専門施設のある地方に預けようとした矢先に、辰之助・静からの提案があったのだ。

優衣と麻衣を引き取る…と

だが静は、その時に約束させた。

怜には、跡取りとして、空手の修業をさせる事。

年に一度、辰之助と共に修業の旅に出す事。

学業>修業>仕事とする事。
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