狼くんに振り回されすぎて
もしかして大神くんって
男と手を繋いでも平気なタイプの人?
とか考えながら
テーブルを拭いていると
「あいつと何話してたの?凪先輩」
「…っ!」
「俺が気づかないとでも思ってた?」
「いや、えっと…」
出た、私を馬鹿にしてる時のニヤニヤ顔
なんていうかさ…いっつもずるいんだって
「似合うじゃん、それ」
「本当に!?
夏美が全部やってくれたんだよね」
「だって最初気づかなかったもん
まー凪先輩の匂いで気づいたけど」