続 理想の結婚
俺が落ち着いたと思ったら、短大生の璃子もすぐに就職活動に追われた。


でも俺は璃子を就職させたくなかった。


俺の知らない所で
俺の知らない奴と関わらせたくなかったから


鈴木家に就職しろ!!
だなんて言って、強引に結婚までこぎつけた。


そして結婚生活も2年目。
今に至る………






結婚しても、毎日一緒にいても
胸の高鳴りを抑えるのに必死だった俺は璃子の気持ちを考える余裕すらなく
日々過ぎて行った。


元来、明るい璃子も日に日に少しずつ
元気が無くなっていくのがわかった。



俺といて無理してるのはわかってる。



でもどうしたって、俺は璃子を手放せないんだ。


何を言われるかわからない不安から、
無意識に璃子を避けてた。
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