続 理想の結婚
またまたある日の
仕事で外回りへ行く途中


偶然行き先が自宅の近くだったから
璃子の顔を見に行こうと思って
様子を見に帰った時の話。


玄関の前で鍵を開けようとして、ちょっと考えた

ちょっとひらめいちゃったので

インターホンを鳴らした。



そういえば、美希ちゃんが来ると言ってたな……
もしかしてもう来てたら話折るようで邪魔して悪いな〜なんて考えてたら


ものの3秒で、ドアが開いた。


極上の笑顔で出てきた璃子に思わず
ギュッとしたい衝動にかられたが
我慢我慢。


何食わぬ顔して、家に入り。
忘れ物を取りに行くふりして何も持たずに出てきた。


でも、正直、俺は今ちょっと腹が立っている。


こんな美人が、身の危険も考えずに
出る前に確認もせず


ドアを開けてしまっていいものなのか?


いや!絶対にダメだ!!!


俺が文句言ったら、明らかに不機嫌になって、頬をぷくーっと膨らませて怒ってたが、そんなかわいい顔しても俺の心がトキメクだけで、なんのダメージもないんですから!!





外に出て少し歩くと、美希ちゃんが向こうから歩いてきた。


「こんにちは!あれ?今から会社ですか?」


「いや、ちょっと忘れ物を取りに……
璃子の事頼みます。」

と言って別れた。

美希ちゃん、いつもありがとう。




そして、その日の夜自宅に帰ると
テーブルの端に一枚のハガキを見つけた


手に取って見ると…


璃子のクラス会のハガキだった。


しかも、幹事はあの三神じゃねぇか!!


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