クロ * Plan of plot * Ⅰ
思いっきり背中に向けて叫ぶとその人は俺のほうをむく
「彼方くん!?」
送ってもらった警官が走って近寄ってくる
「助けて!ねぇ!母さんが!!
包丁向けて死ねって!…
ねぇ!おじさんっ!
母さんを助けて!!」
包丁は俺に向けられていたが俺には母さんが死にたいと言ってるようにみえた
「落ち着いて。お母さんは家にいるのか??」
「うんっ!早くっ!!」
警官の腕を引っ張って家に連れていった
ガチャッ
警官が俺を後ろにし、玄関を開ける
「ッッッ!!彼方くん!見るな!」
警官は慌てて俺の目を塞ぐがすでに手遅れだ
…俺は見えたんだ
「…か、あさっ!!
母さんっ!!!!」
血だらけで倒れている母親を。
警官の手を振り払って母親に近寄る
「母さんっ!!母さん!!!!
俺を置いてかないでよ…
ねぇ、母さん……」
俺はそのまま意識を失った
…次に目が覚めたのは病院だった
「…彼方くん!大丈夫!?」
真っ先に目に入ったのはおばさん、、
ひびのお母さんだった
「……おばさん??
…あっ!!母さんは!?おばさん!母さんはどこ!?」