クロ * Plan of plot * Ⅰ
大石 和月side
空「(ボソッ)俺が戻ってくる前に全部話しとけよ」
…全部、、か、、、
比呂斗「…カズ。
何があったんだ??
その痣も、怪我も。」
勇起斗「…辛いのは分かってるけど話してみろよ。」
2人が辛い顔で俺に言ってくる
和月「……わかった。
あれは、今から七年前。
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あの時はまだ俺は7歳で小2のときだったかな。
亜月はまだ2歳だった
その時はまだ楽しかったんだ
父「今日は休みだから何処かいくか!」
和月「いく!!ゆうえんちに行きたい!」
普通に遊んで、話して、手伝って、、、
そんな日々が崩れ始めたのは俺が小3にあがったころ
毎晩遅くまで帰ってこない父親。
ずっと仕事に没頭する母親。
そんな2人は俺はもちろん、まだ3歳の亜月にまで構わなくなった
いわゆる育児放棄だ。
俺は家事をしない母親に変わって家事を始めた
なるべく音を立てないよう、大声を出さないよう、静かにするようにした
小3の俺に出来てもまだたった3歳の亜月に出来るはずがない
亜月「おにぃちゃん!!おにぃちゃん!!」
母「うるさい!!黙りな!」