Daily Life

普通のビルの一室。

机と椅子があり、小さめの会議室のような部屋だった。

緊張で汗がにじむ。

「緊張やばい…」
「大丈夫大丈夫(笑)」

しばらくしてお店の人が入ってきた。

書類の説明と仕事内容、注意事項を聞かされたあと、サインなどして面接というより入店手続きだった。

「源氏名なにする？」
「うーん。。」

いざそう聞かれると何も浮かんでこない。

「ユリ」

ユウキさんがぼそっと呟いた。

「じゃあユリでお願いします！」

私はユリになった。

島崎という人が色々説明してくれたんだけど、この人は私と出身が同じらしく仲良くなれるんじゃないかと思った。

だけどそれは一瞬だけだった。

出身が同じ、ということで色々話したけど、どこか人を見下した感があって嫌な気持ちになった。




面接が終わりきらないうちに違うお店の人が部屋に来た。


「問い合わせがあります」

「？」

キョトンとしているとユウキさんが

「仕事入ったってことや。お客さんがお前を呼んでる。」

と教えてくれた。

「えっ(；´Д`）もう行くの？」

不安そうにうろたえる私。

「講習うける？」
「講習ってなに？」
「仕事内容をうちのスタッフが教えてるんやけど、やっていく？」
「……う、うーん、お願いします…」

どこまでどうやって教えてもらえるのかわかんないけど講習を受けることにした。

「講習する人呼んでくるから待っててなー」

そう言って島崎さんは部屋を出ていった。

うううう

緊張する(＞ω＜)