君がいるから
それでも、彼女は僕に感謝の言葉を伝え続けた。

彼女が、大きな病院に入院する日が来た。

命の灯が消えてしまう日が近くなっていく…

その日、彼女の病室を出たあと涙がこぼれた。

何もできなくてごめん…

彼女が本当は一番辛いのに…

泣いてはいけないとずっとこらえていたはずなのに…

この日、自分に家につくと声をあげてないた。

わかっている。

どうにもならないことなんて。

< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop