アイツと共に、未来へ
PM6:00に3日間の全日程を終え、3日前の朝、バスに乗った場所に迎えに来ていた母親の車で自宅まで付くと、急いで荷物を置いて走り出した。
「出かけてくる」
母親が困惑しているのが見えたけど、気にしている暇はない。今まではゆっくりと歩いてきていた道を、駆け足で・・・。
もう空は、赤く染まり始めていた。オギワラの家が見えてきたとき、息は切れ、足は重くなり始めていたけど、それよりも早く会いたかった。インターホンを押すと少しの間を開けてオギワラが姿を現すと同時に彼女の腕の中に駆けていった。
「ごめん、親が勝手に勉強合宿の申し込みしてて…」
オギワラはいつも通り優しくて、暖かくて、いいにおいがして、柔らかくて、安心できて、オレを包んでくれてた。
「気にしてくれてたの?大丈夫だよ」
安心している心の中でドキドキと相反する感情が産まれていた。顔を上げたオレはオギワラの目を見つめて
「好きだ」
今一番伝えたかったこと、今の大きな、大きなオレの気持ち。オギワラは驚いたような顔を見せたけど、頷いて微笑んでくれた。夕陽が空に映し出した綺麗なオレンジ色がオレたたちふたりを照らしていた。
そのままオレは少し背伸びをして、オギワラと唇に合わせた。この日からオレたちは恋人になった。
「出かけてくる」
母親が困惑しているのが見えたけど、気にしている暇はない。今まではゆっくりと歩いてきていた道を、駆け足で・・・。
もう空は、赤く染まり始めていた。オギワラの家が見えてきたとき、息は切れ、足は重くなり始めていたけど、それよりも早く会いたかった。インターホンを押すと少しの間を開けてオギワラが姿を現すと同時に彼女の腕の中に駆けていった。
「ごめん、親が勝手に勉強合宿の申し込みしてて…」
オギワラはいつも通り優しくて、暖かくて、いいにおいがして、柔らかくて、安心できて、オレを包んでくれてた。
「気にしてくれてたの?大丈夫だよ」
安心している心の中でドキドキと相反する感情が産まれていた。顔を上げたオレはオギワラの目を見つめて
「好きだ」
今一番伝えたかったこと、今の大きな、大きなオレの気持ち。オギワラは驚いたような顔を見せたけど、頷いて微笑んでくれた。夕陽が空に映し出した綺麗なオレンジ色がオレたたちふたりを照らしていた。
そのままオレは少し背伸びをして、オギワラと唇に合わせた。この日からオレたちは恋人になった。