鉄の女には深い愛情を
そしてとうとうヤツが現るっ!!!!



午後の講義が終わって
帰る準備をしていると外がなにやら騒がしい。


他人にあまり興味の無い私は
気にせずに支度して、千里と一緒に校舎から出てきた。


するとその人だかりは門の手前の噴水の所に集中してた。
しかも、いるのは女子の集団。


「テン、あれなんなんだろーね?」



千里の言葉で、私も何気なくそっちの方向に目をやる。



そしたら、その人だかりの中心にいる人と目があった。



え?え?え?え?えーーーーーー!!!


そしてその人だかりの人は、私を見て立ち上がってニヤッと笑って近寄ってきた



ビックリしてすぐに振り返って全力疾走で逃げた



が、呆気なく門を出た所で確保された



「ただいま、天。いい子にしてた??」


いやぁ〜〜〜〜!!!!!
私の青春カムバァ〜〜〜ック!!!!


それは、2年前よりも更に男っぷりの上がった


私にとって最大の天敵


健夫だった……
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