鉄の女には深い愛情を


え?え?えええええええ??


ちょっと頭がパニック!


でも健夫の言うことが本当なら

この痣は病気でも虫刺されでもない
キスマークで。


この下半身の怠さも納得いく。


「そ そうなの。なんだかよくわからないけど……」


「天、怒らないの?」


「うーーん、怒るもなにも覚えてないの
よね。
でも下半身は怠い気がするから
そういうことになったのかな?
とは思い始めてる。
ただ、これがキスマークだとしたらこれはやりすぎよ健夫。私の知ってるキスマークはこんなんじゃないよ?プッ(笑)」


「まだたりないくらいだけど?
俺の愛全部込めたらお前の肌の白い部分がなくなっちまうからな!これでもかなりの手加減だ」


と最上級のイケメン男が言った。


「ぷっ(笑) それは困る!」


「だろ?
なぁ、天。俺と付き合うことわかって る?」


「冗談じゃないんでしょっ?」


「うん」


「あんたは私の事好きなんでしょ?」


「うん」


「私はあんたを許したばかりだから
あんたの気持ちに追いつけるかどうか
はまだわからないわよ?」


「うん」


「責任取らなきゃ
いけないんでしょ?(笑)」



「…うん」



私は正座してゆっくり頭を下げた



「……ではよろしくお願いします」


とニッコリ笑った。



「天!!いいの?よっしゃ!
本当の?本当??夢じゃないよな?!
いやっほ〜!!
天、好き、好き、好き
大好きだーーー!!!!」


大喜びの健夫
ギューッと私を抱き締めて
それだけじゃたりないとばかりに
頬におもいっきりチューーッとされ
私は頬にまでキスマークがついてしまいました………
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