鉄の女には深い愛情を
私たちがリビングへ降りると
パパ、修二くん、綾ちゃん、健夫がぎこちない調子で会話していた。
綾ちゃんまでもがいつもの調子とは違う
そして私も空いてる席に腰をかけた。
微妙な空気が流れる
「さて、今日はどうしたのかな?
健夫くん??」
ママが話をふってくれた。
「あっ はい…正人さん、由里子さん、
いや、お父さん、お母さん。
天さんと一緒に住む許可を頂けないでしょうか??」
「いきなり何を言うんだ!健夫くん!!
大人をからかうなんて良い趣味じゃないぞ!」
とパパが怒りだした。
でも健夫も引き下がらない
「冗談ではありません。
本気です。
ただ、その前に私は2人に謝らなきゃい けない事があります。
自分は物心ついた頃からずっと
天さんに心奪われていました。でも天 さんは、自分の兄貴に憧れを抱いていたようで、それが悔しくて辛くて天さんに随分当たってしまいました。
天さんにずっと嫌われていました。
それでも天さんを諦めきれないので
もう意地もプライドも捨てて天さんの心の中に土足で入って行きました。
天さんはその大きな心で自分を受け入れてくれました。
自分は天さんがいないと駄目になってしまいます。
正人さんと由里子さんが大切に育てた天さんです。
こんな自分みたいな奴
許せないと思います。
でも俺が天がいないと駄目なんです」
と言って、健夫は椅子から降りて
床に跪いて土下座した。
「お願いします。 結婚はまだ…
俺が医師免許取れてから改めて
天にプロポーズしにきます。
俺が医者になろうと思ったのは
正人さんの病院を手伝いたいと思ったからです。
結婚したら、俺は井上の姓を捨てて
安藤家に入ります。
お願いします!!
正人さん!天と一緒にいさせて下さい。」
「健夫くん、頭をあげなさい」
「嫌です!正人さんが首を縦にふってくれるまで絶対にあげません」
健夫は頭を地面に擦り付けたまま動かない。
健夫………
あんたって奴はどうしてもう!
そんなに愛しいの!!!
「パパ、お願い。私も健夫が大好きなの
パパの事も大好きだけど、健夫といさ せて下さい。」
健夫の横で私も頭を擦り付けて土下座した
「天、、お前はそんな事しなくていい」
と言って、健夫は私を椅子に座るように諭す。
でも私は土下座をやめない
「健夫だけの事じゃないよ?
2人の問題だよ。」
それを聞いたママが
「……お願いします。正人」
それに続いて更に綾ちゃんが
「正人くん、お願いします」
2人とも頭を擦り付けて土下座してくれた
そして最後に修二くんが
「正人、お前の負けだろ?
まだまだ学生だし
生活するのにも援助はいる。
条件付きで認めるのはどうだろう?」
パパ、修二くん、綾ちゃん、健夫がぎこちない調子で会話していた。
綾ちゃんまでもがいつもの調子とは違う
そして私も空いてる席に腰をかけた。
微妙な空気が流れる
「さて、今日はどうしたのかな?
健夫くん??」
ママが話をふってくれた。
「あっ はい…正人さん、由里子さん、
いや、お父さん、お母さん。
天さんと一緒に住む許可を頂けないでしょうか??」
「いきなり何を言うんだ!健夫くん!!
大人をからかうなんて良い趣味じゃないぞ!」
とパパが怒りだした。
でも健夫も引き下がらない
「冗談ではありません。
本気です。
ただ、その前に私は2人に謝らなきゃい けない事があります。
自分は物心ついた頃からずっと
天さんに心奪われていました。でも天 さんは、自分の兄貴に憧れを抱いていたようで、それが悔しくて辛くて天さんに随分当たってしまいました。
天さんにずっと嫌われていました。
それでも天さんを諦めきれないので
もう意地もプライドも捨てて天さんの心の中に土足で入って行きました。
天さんはその大きな心で自分を受け入れてくれました。
自分は天さんがいないと駄目になってしまいます。
正人さんと由里子さんが大切に育てた天さんです。
こんな自分みたいな奴
許せないと思います。
でも俺が天がいないと駄目なんです」
と言って、健夫は椅子から降りて
床に跪いて土下座した。
「お願いします。 結婚はまだ…
俺が医師免許取れてから改めて
天にプロポーズしにきます。
俺が医者になろうと思ったのは
正人さんの病院を手伝いたいと思ったからです。
結婚したら、俺は井上の姓を捨てて
安藤家に入ります。
お願いします!!
正人さん!天と一緒にいさせて下さい。」
「健夫くん、頭をあげなさい」
「嫌です!正人さんが首を縦にふってくれるまで絶対にあげません」
健夫は頭を地面に擦り付けたまま動かない。
健夫………
あんたって奴はどうしてもう!
そんなに愛しいの!!!
「パパ、お願い。私も健夫が大好きなの
パパの事も大好きだけど、健夫といさ せて下さい。」
健夫の横で私も頭を擦り付けて土下座した
「天、、お前はそんな事しなくていい」
と言って、健夫は私を椅子に座るように諭す。
でも私は土下座をやめない
「健夫だけの事じゃないよ?
2人の問題だよ。」
それを聞いたママが
「……お願いします。正人」
それに続いて更に綾ちゃんが
「正人くん、お願いします」
2人とも頭を擦り付けて土下座してくれた
そして最後に修二くんが
「正人、お前の負けだろ?
まだまだ学生だし
生活するのにも援助はいる。
条件付きで認めるのはどうだろう?」