鉄の女には深い愛情を
散々な生い立ちだったけど、なんだかんだで、穏やかな気持ちで二十歳の誕生日を迎えられた。




と、思ってたのに、、、



私の天敵はそこまで迫ってきていた!!






二十歳になったとはいえ
私はまだ大学2年生。


今日は朝から講義が入ってるので、慌ただしく家を出る。


玄関を出た所で、ゴミ出し中の綾ちゃんと遭遇。


綾ちゃんとは、明夫くん&健夫のママ。
うちのママがそうやって呼ぶので、私も自然とそういう呼び方になってます。


健夫は大っ嫌いだけど
綾ちゃんは大好き。


だって、明夫くんのママでもあるし
ママよりも話のわかるとっても良い人だから。


「あっ、綾ちゃんおはよう!!」


「あら〜テンちゃん、おはよっ!今日もカワイイわよ!!」


「ありがと!いってきます!!」


「はい、いってらっしゃい‼︎
そういえば、、、ううん!なんでもないわ。後でのおたのしみっ」



ん??
まぁいっか……


今日とってる講義は千里と同じだから千里と駅で待ち合わせしてるんだった!!


急がなくっちゃ!!



私は足早に駅へ向かった

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