MY☆HERO



すると、男たちは私に近づいてきた。


「えっ・・・?」

私は思わず後ずさりする。


ジリジリ近づいてくる。



私、何かされるの!?


やだっ、怖い。





真司さんは椅子に座ってみてるだけ。


もしかしてこれが目的だったの!?


「や、だっ・・・・いやっ、来ないで」



私がいくら言っても近づくのをやめてくれないのは分かっていたけど言ってしまう。



そして、ついに男の一人が私の肩に触れた。



――――――――――――ビクッッ。


「そんなにビビらないでよー」


「そーそー乱暴にしないからさー」


「肩の力抜いてよ」


男たちが言ってくる。



こんな状態でリラックスしろと?

無理に決まってるでしょう。



「やだっ、触らないで、やだ、し、真司さん・・・」


私は無駄だと思っても無意識に真司さんの名前を呼んでしまった。



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