MY☆HERO
女は逃げれないとわかったのか、急に俺を見てきた。
「た、助けてください!!!」
たぶん、女の声は震えてたと思う。
「え・・・?」
俺は思わず聞き返した。
女をよく見ると、靴は履いてないし髪の毛もボサボサ、極めつけはボタンが上から4つぐらい外れていて下着が少し見えている。
・・・・・あー、なるほどね。
この状態を見て予想だけど何があったかは少しだけわかった気がする。
俺は思わず女を抱えた。
「キャッッ!!?」
女がいきなり来た浮遊感に悲鳴をあげる。
そして、俺は路地に入った。
「ちょっ、琉衣!!??」
二人ともが焦って俺を追いかけてきた。
予想通り、男たちも。