MY☆HERO
「とりあえずさ~話も聞きたいから俺らの家に来たら??」
瑞希が急に言い出した。
はぁ?!この女を俺らの家に入れんのか??
見ず知らねぇ奴を家に入れんのかよ。
「えっ、でも・・・」
女も困っている。
そりゃあそうだろう。
急に助けてもらった人に家においでなんて言われるのだから。
「まあ、一応来たら?俺らなんもしねぇし」
ほらっ、と言わんばかりに颯斗は手のひらを女に見せる。
「どうせ、行くと来ないんだろ?なぁ、琉衣もいいよな??」
颯斗は俺の肩に腕を回してきた。
「勝手にしろよ」
そういうと、瑞希は女の手を引き「こっち」と案内するように歩き出した。
マジかよ・・・・。