MY☆HERO



「なら、帰せれねーな」


「でもっ・・・」

「つべこべ言わず、今日は泊まるの!これからのことは明日考えよ」


そう言ってキッチンの方へ向かっていった中西くん。


そして、しばらくしてちょっとしたおかずを持ってきた。

結構量は多いからみんな食べるんだろうな。


「はい」と私にまでお箸を渡してくれた。


正直お腹は減っていたから素直に「ありがとうございます」と言ってご飯を頂いた。



「ねぇねぇ、伊織ちゃん!!LINE交換しよ!?」


原田くんが自分のスマホを取り出して聞いてきた。

そういえば、確か制服のポケットにスマホが入ってた・・・・はず。


そう思って私は多分五十嵐くんだと思うけど畳んでくれた制服からスマホを取り出した。


よかった~・・・・。

「うん、いいよ」

そう言ってなんだかんだ言って結局3人とも交換した。



「てかさー僕まだ伊織ちゃんに名前呼んでもらってない!!」


原田くんが急にそんなことを言いだした。


「そんなこと言ったら俺もだぞ!?」


中西くんも言ってきた。


えええ・・・・なにこれ、どうしたらいいの?




「えーっと・・・・・原田くんと中西くんと五十嵐くん・・・?」

とりあえず、五十嵐くんの名前も呼んでみた。
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