MY☆HERO
すると、五十嵐くんは特に表情は変わってないけど中西くんと原田くんが少し驚いた顔で見てきた。
な、なに。
「えぇぇえ苗字呼び!?」
「名前で呼んでよ!!な、瑠衣!!」
中西くんが急に五十嵐くんも巻き込んできた。
「あ?ああ」
多分、五十嵐くんは適当に答えたんだろうな。
「えっと・・・瑠衣くんと瑞希くんと颯斗くん・・・・でいいですか?」
まあ、五十嵐く・・・瑠衣くんは特に表情は変わってないけど瑞希くんと颯斗くんがソファに座りながら下を向いていた。
「くん付けかぁ・・・・」
「呼び捨てぇ・・・・」
って、そんなこと言ったら私だって伊織ちゃんって呼ばれてるからね!?
そんなことを思ってたら瑠衣くんが、
「まあ、いつかは呼び捨てにされるって」
と、言い瑞希くんの頭をクシャとした。
「あ、そういえばみなさんって何歳なんですか?」
結構大人びてるし・・・高校生だとしても高3ぐらいかな?
「ん?俺ら全員高2」
え、一緒?まさかの一緒!?
「同い年だったんですか!?」
同い年の人に敬語使ってたんだ・・・・。
「うん。だからタメ口でいいのにーって思ってた」
瑞希くんがヘラッと笑いながら言ってきた。
じゃ、じゃあタメ口でいこう・・・。
そう、私は思った。