MY☆HERO
すると瑞希くん、瑠衣くんと起きてきた。
「あ、なぁ今日学校行きますぅ??」
颯斗くんがふざけた様子で瑠衣くんの肩に腕を回す。
「離れろ」
――――――ビクッ。
思わず体がはねた。
いつもと違う低い声。
「あーいおりん怖がってるから。いつも朝はっていうか、寝起きはこんなかーんじ」
瑞希くんが私に近づいてくる。
「へぇー」
「で、弁当の話だよね?うー・・・・んどうしよっか?瑠衣?」
「・・・・ん。どっちでもいい」
「なら、行こうよ!!久しぶりに!!いおりんとも離れたくないし!!」
私に抱きついてそう言う瑞希くん。離れたくないって一緒のクラスじゃないのに。
瑞希くんがそう言うと2人とも賛成し自室に戻った。
なら、弁当作らなくちゃ。
しばらくして、瑞希くんと颯斗くんが制服に着替えていた。
なんだか、髪の毛の色だけが浮いてるなぁー・・・。
「あ、はい。朝ごはん。こっちが弁当ね」
そう言ってテーブルの上に置いた。
私も朝ごはんを食べ髪の毛をセットし制服に着替えていつでも学校に行ける準備万端になった。
「あれ、そういえば瑠衣くんは?」
「あー多分二度寝。俺ら起こして行くから・・・」
なら、任せようかな。
しかも、そろそろ出ないと多分遅刻しそう。
「じゃあ先行っとくね!!」
そう言って手を振って家を出た。