MY☆HERO



「確かに僕ら来るの遅かったけどさぁ!!いおりんの教室探すの大変だったんだよ?!」


「そうそう、何組か言えよな!!」


あーもーなんでそんなこと言うかなー!!


彼らと関係があるのばれるじゃん!!



「え、ちょっ、伊織??どういう関係?」


となりで希穂がコソッと聞いてきた。



「え、うん、まあ、ちょっとね」


中学校からの知り合いとか希穂には通用しないし、そこで本当のこと話しても追求されるし・・・。




「俺といっちゃんの関係はねムグッッ?!!!!」


颯斗くんが言いそうになったところを私が口を押さえた。


「私との関係ってただ土日にちょっと会っただけだよね?」



「・・・・うん」


後ろで小さく瑠衣くんが頷いた。


よかった。瑠衣くんには通じたみたい。



「そうなんだー!!伊織が五十嵐くんたちと関係あるように見えないもんねー!!」

「伊織だもん。釣り合わないって!!」


言いたい放題言って・・・・。あんたたちよりいっぱい話してるもん!!!!



まあ、別にいいけどね。



「・・・・で、そろそろ授業始まっちゃうよ?」


「うーん・・・じゃあ出る」


きっと、あの言い方はサボるんだろうな。


そこで瑠衣くんたちと入れ替わったように先生が入ってきたので深く追求されることはなかった。よかったー・・・。最近先生ナイスタイミングよ!!




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