MY☆HERO
「で、希穂はその人たちどう思うの?」
「んー・・・」
希穂は少し悩んだ後、口を開けた。
「今はこんなこと言ってるけど実際会ったら怖いかも」
えへへ、と笑いながら言ってきた。
まあ、不良だって言うし優しいわけないかな。
「あっ、じゃあね、ばいばーい!!」
希穂との分かれ道についた。
私も笑顔で希穂に手を振り返した。
「また、明日ー・・・じゃなくて、明日土曜日だった―」
あははと笑いながら希穂と別れた。
そして、私は真司さんから来ていたメールを見た。
『帰ってこい』
『まだか?』
『いい加減返事返せ』
『まだか?』
『早く帰ってこい』
ブブッッ―――――――――・・・・。
新着メールが届いた。
『殺すぞ』
ゾクッとした。
真司さんならやりかねない。
いや、殺すまでいかなくても何週間・・・運が悪ければ何か月間ぐらい怪我が残るぐらい殴られるかもしれない。