呪いの着メロ
 いつ間に眠っていた俺は、何故かケータイを握り締めていた。



 しかも、例の康介から転送されてきたURL付のメールが開かれていた。



(あれ? どうなってんだ?)



 なにがどうなって、こうなったのかよく思い出せない。



 時間は六時を少し過ぎたあたり。



 不思議な、不思議な、時間の跳躍だった。



 一階で、母さんが呼んでいる。多分、飯だ。



 俺は、本を閉じて。一階へ降りていった。



 少し、寒かったけど、寝冷えかと思って、特に気にしなかった。
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