呪いの着メロ
 翌朝、学校に着くなり、俺はイタズラッ子の康介にお仕置きとして、チョップを見舞っておいた。

 それから、三嶋、霧谷が登校してきた頃を見計らって、朝のHRが始まる前に夕べの話を二人に話した。

 二人とも放課後、図書室に行くことを反対しなかった。

 特に霧谷はまた掘り出し物でも見つけるつもりなのか、心なしか少し楽しそうに見える。


 その後、他愛のない雑談を数分繰り広げた後、担任が入ってきて、放課後までの退屈な時間が始まった。
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