四葉のクローバーが散るとき…


私「陽翔、陽毬。

 
  お母さん少しおトイレ行ってくるから、

   
  ちょっと待っててね?」


そういって、陽翔達をベンチに座らせた。


翔「あいっ!」



毬「はやくかえっちぇきちぇね!」


陽毬は、少し心配そう。


さっき、声震えちゃったかな……。



私「うん!すぐ戻ってくるね!」



そういって、陽毬をそっと抱きしめてから、


トイレへ向かった。


私「っ………。」


1人になった途端泣きそうになる。




私は下唇を噛んで、なんとか我慢して、


顔を洗い、サッとお化粧を施し、


両頬を叩き気合を入れる。



私「よし!」


誰も来なくてよかった…っと


思いながら、陽翔達の元へ


急いだ。
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