四葉のクローバーが散るとき…

私が、ごそごそと


鞄をあさり、


上着を取り出し、


羽織っていると、



康「あれ?美由紀?」


私「え?

  
  こーちゃ…ん…」


そうだ。私には、


康ちゃんがいる!


そう思うと、


涙が出てきた。


私は、昔、


康ちゃんと呼んでいたけど、


ちゃんは、女みたいで


いやとのことで、


康介と呼ぶようにしていた。


でも、今は、


そんなの気にしてられない。


康「え?な、何で


  泣いてるんだ!?」


そんな康ちゃんの焦った声で


目が覚めた。
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