四葉のクローバーが散るとき…

まぁ、


今年も例年と


同じ感じかな…っと


あの頃の私は


思っていた。



でも、その予想は…


悲しい方に外れることになる―――



私と亜由美は


おしゃべりをしながら

それぞれ


チョコを作っていた。


私は、ちらっと亜由美


の方を見て、


驚いた。


だって、亜由美が


あきらかに本命ですって


感じのチョコを



優しいまなざしで見ながら


作っていたから。
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