四葉のクローバーが散るとき…

制御できなくなりそうだから…。



私は、名残惜しさと


亜由美への罪悪感を感じながら、


弘人の肩を揺らし、


弘人を起こす。


私「弘人…。


  弘人。


  ひ~ろ~とっ!」


弘「うぉっ!」


最後には蹴ってやった。


だって起きないんだもん。


弘「美由紀?
 
  足は出すなよ。


  はしたないぞー」


弘人が茶化すように言ってくる。


むかむかむかむかむかむかっ!



弘「あ、ご、ごめん。


  えと…そのだな…


  その怖い顔、


  やめてくれぇ~。」
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