smile~キミの笑顔~





携帯をいじってた琴音の指が止まる。








「真依も乗せたいんだけど
仕事終わってからじゃないとコッチに来れないって…」





私が困っているのを知った琴音は彼氏さんに迎えを頼んでくれた。






「ううん
彼氏さんの邪魔しちゃ悪いし

もう少し雨が弱くなったら行ける、大丈夫!
ありがとう」





「悠君、傘1本しか持ってないし
部活終わるの待ってたらバイト遅刻しちゃうよね」







美咲も傘を忘れて山崎君の部活が終わったら一緒に帰るらしい。






2人はどうしようか悩んでくれてる。







いい友達に会えたなぁ………って
そんなことあとあと!







それより

ああぁ…どうしよう…。






いつものバイトなら遅刻したりするけど
今日は人が少ないから私ともう1人だけらしい。





今更だけどウチのバイト先ブラックじゃない…?(笑)








困ったなぁ。






ズブ濡れになるか…
1人で店やらせるか…






前者だよね…。





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