smile~キミの笑顔~
「ふぅ
少し休憩〜」
そう言ってベンチに座る美咲
私と琴音もそれに続いて座る。
「ねぇ琴音
人混みが無理ってことはさ
デートとかって…どこに行ってるの?」
気になってた事を聞いてみる。
遊園地とか混んでるデパートに行けないとしたら……
まさか……
「ん?
うーん
やっぱりドライブ…とか…
お家デートかな」
「えっ!?」
「いやぁ〜
お家デートとは…さすが琴音さん♪
既に大人の階段を上っているな〜?」
驚く私の隣で美咲は近所のオバサンのようなテンションだ。
「さぁ?」
そんな美咲の発言に冷静に返す琴音。
って…
お家デートってことは…やっぱり…
そういう事…だよね?
話を聞いてる私まで恥ずかしくなってくる。
「イケませんなぁ〜
女子高生が大人な彼とお家デートだなんて〜」
美咲のテンションが益々上がり
琴音のほっぺをつつき始める。