smile~キミの笑顔~
「ほら早く!」
恥ずかしくて足早になりながら琴音達の方を見て急かす。
まったく…
琴音達おもしろがってない?
まぁ…
高校に入って初めての好きな人だし
2人にはいつもノロケられてるし…
応援…してくれる友達がいて本当によかったなぁ……
「真依!」
「え?
っと!
あ…すみません!」
琴音の言葉を聞いて反応したが間に合わず
私は女の人にぶつかってしまった。
「いえ…こちらこそごめんなさい。
大丈夫ですか?」
うっわ…
キレイな人…
スラッとした細長い足に小顔で…
キレイな茶色い長い髪から覗く顔がスゴク美人…
しかも痩せてるのに胸…大きい…
そんな彼女に思わず見とれてしまった。
「真依大丈夫!?」
「よそ見するから…
すみません」
驚く美咲と謝る琴音…。
って私がボーッとしてちゃダメじゃん!
「気にしないでください
それじゃあ失礼しますね」
そう言って女性は去っていった。