smile~キミの笑顔~








琴音の家にはすぐ着いた。




本当に近くだった。






住宅街にひっそりとある少し古いアパートの2階に琴音は住んでいる。






こう言っては失礼だけど


正直、琴音は大人びていて礼儀正しく物静かだから勝手にお嬢様って決めつけてて琴音の家ってスゴクでかいんだろうなって思ってた。




ちょっと意外…






「想像と違って驚いた?」





「……!?」






鍵を挿す琴音は前を向いたまま後ろの私に話しかけた。





たまにある琴音の超能力みたいな感じのやつで
考えていた事を当てられていつも驚く。







なに失礼なこと考えてんだろ…

最低じゃん…わたし



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