smile~キミの笑顔~
「おまたせ
テーブルありがとうね」
「うん…」
そう言って琴音は熱いお茶の入った湯呑をテーブルに置くと私の向かいに座る。
「……………」
きっ…気まずい…
なんか気まずくてお茶から視線を外せない…。
どうしよう…
「ねぇ真依
忘れたいと思ってるところ申し訳ないんだけど
松岡の事…
諦めるも思い続けるも真依自身だし
私や美咲に決定権は無い。
でもさ
落ち込んでたり悩んでたりする真依の力にはなれるしなりたい
美咲はもちろん私もそう思ってるから。」
「琴音…」
松岡と綺麗な人が歩いてく姿が思い出させられて…
胸が苦しくなる。
でも琴音や美咲がそんな風に思ってくれているって知って…嬉しい。
嬉しいんだけど…
美咲の言葉が忘れられない。
あのごめんねが………