あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


「そうだね…。」



蓮の近すぎるその横顔は…とてもキレイで…




私の蓮への想いは…

今にも溢れ出してしまいそうだった…。



蓮との距離は半歩もない…。


でも…その埋まらない半歩が、


私と蓮の距離…。



くっつくことはない…。



すると…2人の間を風が通り抜けた。



火種が落ち…ぼんやり照らされていた蓮の笑顔を暗くする。




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