あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


「何やってるの奈々さん!!大丈夫?」



私の元に慌てて駆け寄ってきた蓮が、私を抱き抱えて身体を起こそうとすると、




バッシャーンッッ




迫ってきた波が、蓮の膝下を全部濡らした。



「冷てぇ~~~~~っっ!!!」




蓮の履いていたジーンズは、波によってビショビショ…。




「奈々さん…このままじゃ風邪引く!取りあえず早く帰るよ!」



そう言った蓮に強引に腕を引っ張られ、車に戻り、帰り着いた場所……。




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